ノンホモ牛乳からバターを作る方法【頑張って振ればOK】

バター

乳は、様々な可能性を秘めています。

     

【出典】人とミルクの1万年_北方乳文化圏と南方乳文化圏の発達史
【出典】人とミルクの1万年_北方乳文化圏と南方乳文化圏の発達史

     

上記画像に書かれている通り、乳から様々な乳製品が生まれています。

人類は、乳を様々な乳製品に加工することで栄養を摂取してきました。

    

これまで牛乳をヨーグルトに加工してきましたが、今回は牛乳からバターを作ってみたいと思います。

     

目次

ノンホモ牛乳からバターを作る方法【頑張って振ればOK】

バター

      

牛乳からバターを作るための材料です。

     

必要な材料

・ノンホモ牛乳

・ビンやペットボトル(蓋がしっかり閉まるもの)

     

ノンホモ牛乳とは

牛から絞った牛乳は、そのままにしておくと脂肪分が分離してきます。

そのため市場に流通している牛乳は「ホモゲナイザー」という機械を使って、脂肪を細かく均一にします。

     

【出典】明治なるほどファクトリー_均質化
【出典】明治なるほどファクトリー_均質化

       

「ホモゲナイザー」を使わない生乳に近い状態の牛乳を「ノンホモ牛乳」と呼びます。

ノンホモ牛乳がお近くのスーパーにあるか調べてみましょう。

(普通の牛乳だとバターは作れないので注意してください)

    

僕の場合は、生協のネット注文でノンホモ牛乳を手に入れました。

      

ノンホモ牛乳をひたすら振るだけ(20分かかりました)

ノンホモ牛乳と空きペットボトル
ノンホモ牛乳と空きペットボトル

      

ノンホモ牛乳をペットボトルに入れます。

あとはひたすら、ペットボトルに振るだけです。

     

10分後の様子
10分後の様子

      

10分後、見た目は全然変わっていません。

本当にバターになるのか不安になってきました。

   

諦めずに振り続けること20分。

ペットボトルの中に変化が出てきました。

     

20分後の様子
20分後の様子

     

牛乳の中から固形物が見えてきました。

無事、牛乳と脂肪が分離しました。

     

バターとスキムミルク(脱脂粉乳)に分離しました(成功)

スキムミルク・バター
スキムミルク・バター

      

こんな感じで無事、バターを取り出すことができました。

右側の牛乳は、脂肪分が少ないスキムミルク(脱脂粉乳)と呼ばれるものです。

     

出来たてのバターを食べてみました。

まんま無塩バターでした!完全にバターとなっていて感動しました。

翌日の朝パンに塗り、あっという間に食べてしまいました。

     

今回使ったノンホモ牛乳は、乳脂肪分3.4%でした。

300mlの牛乳から10gくらいしか取れない理屈です。全然取れませんね…。

お店で売っているバターが何でこんなに高いのか理由が良く分かりました。

     

理屈としては水牛など、脂肪分が多い乳ならもっとたくさん取れるんでしょうが、日本には水牛がいないのでそれも難しそうです。

      

スキムミルク(脱脂粉乳)からヨーグルトを作ってみたが失敗

余ったスキムミルクですが、そのまま捨てるのはもったいないです。

そこでスキムミルクからヨーグルトを作ってみました。

   

いつも通り牛乳に10%のヨーグルト(明治ブルガリアヨーグルト)を入れて8時間発酵させました。

結果は、若干ヨーグルトっぽくなりましたが、いつものようにヨーグルトの形状になりませんでした。

     

スキムミルクは発酵しにくいんですかね?

検討材料が少ないので、スキムミルクができた時に発酵条件を変えてみて検証してみたいと思います。

    

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